ホームステイ(homestay)という制度が日本でも認識されるようになったのは、第二次大戦前からとされており、その歴史は意外と古いものです。

 

ホームステイは、主に留学生などが、その国の一般家庭に寄宿して日常生活の体験をすることをさしており、その制度で希望者を受け入れる家庭を「ホスト」と呼び、その家族を「ホストファミリー」と呼んでいます。

 

また、ホームステイの中でも特に農家に寄宿して、農場体験するのはファームステイとも呼ばれています。

 

ホームステイの仲介をする協会を利用するわけですが、中にはボランティアとして無料で引き受けてくれる「ホスト」もありますが、最近ではビジネスとして家賃を請求する方が多いようです。

 

それでもホテルや下宿というわけではないので、「ホストファミリー」の対応は、参加者が想像しているものとは結構ちがうかもしれません。こうしたこともあって、最近では自分の希望する条件に沿った「ホストファミリー」を探して紹介してくれる留学エージェントもいろいろあります。

 

学生なら夏休みなどの長期休みを利用して、気軽に体験することもできるので、常に一定のニーズがあるようです。もともとアメリカでのホームステイでは、「ホストファミリー」は基本的にボランティアで受け入れる形式で発展してきたのですが、イギリスでは費用(金銭)をもらって受け入れる「ホストファミリー」に滞在するホームステイが中心でした。

 

他の英語圏となるオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどでも、ホームステイはイギリス形式で発展していったことから、結果、アメリカでも有償形式が増えてきているようです。

 

それでも、滞在費を支払って一般家庭にステイする「ホームステイフリー」なら、ホテル滞在では味わえないような自由さで、その国の生活を体験できるのですから、おおいに魅力的ではあります。